phase 2

「……日常を楽しむって、どういうことですか」
「ふが?」
 間の抜けた音に目をやると、せっせと鼻の穴に紙を詰め込んでいるその女性が視線だけでこちらを見た。

 向こうはずいぶんオレのことを知っているようだが、会うのは初めて……のはずだ。
 初対面の男の前で鼻にトイレットペーパーを詰められるほど色々諦めている女性は初めて見た。

 目を丸くするオレに、彼女は憤然と噛みついてきた。
「なっ……何?! とっとと起き上がるにはこれが一番手っ取り早いでしょ?!」
「横になっていた方が早いと思いますよ」
 オレの言葉を無視し、彼女は両手をついて身体を起こす。

「ここに寝そべってるとあなたが座れないでしょ」
「オレは別に……」
「落ち着かないんです! 座らないなら帰って」

 仕方なく隣に腰を下ろす。
 唇を尖らせ、丸めたトイレットペーパーを手に擦り付ける彼女に、濡らしたハンカチを差し出す。

「え? あ、ダメダメ、血がつくとお洗濯大変だから……手、洗ってきます」
「は?」

 オレが止める間もなく彼女は立ち上がり、数歩歩いてしゃがみ込んだ。
 ここまで考えなしだと清々しいとすら感じてしまう。

 引きずるようにしてベンチに座らせ、顔と手にこびりついた血液を強引に拭きとる。
「ありがとう。後は自分でやるから」
 ほとんど死相と言ってもいいような形相で、1ミリでも離れたいと言わんばかりに背もたれに背中を押し付けられたら、さすがにそれ以上はできなかった。

「……死ぬかと思った」
 オレには聞かせないつもりの呟きだっただろうが、つい魔が差して返してしまう。
「別に取って食ったりはしません」
「違います! また鼻血吹きそうって意味!」
 また?

 振り向いた先で彼女は斜めに座り、ぐったりと頬をベンチの背もたれに乗せていた。
「仕方ないでしょ。天下の蔵馬サマですよ。それが生で目の前に出た挙句に勢いでしがみついちゃったとか、鼻血くらいで済んだ自分の運の強さに感動しちゃう。神様ありがとう! ……うん、何か色々ありがとう!」

 なにか悪い病気なのかなどと心配したオレがバカだった……。
 途方もない疲労感に、こちらも背もたれに体重を預ける。
 満天の夜空にはこんなにもたくさんの星が輝いていたということにようやく気付く。

「あなたは楽しそうですね」
 よくよく考えれば、見た目だけではだいぶ年下の人間が口にするには失礼な言葉だったかもしれない。
 しかし隣は特に気にした様子もない。ハンカチをトイレットペーパーでサンドイッチにしてパンパンと叩く音が上がり続けていた。

「私は、あなたが難なく飛び越えるような罠に引っ掛かって、泣いたり落ち込んだり逆ギレしたりするわけですよ。賢いあなたにとっては下らない、つまらない落とし穴に力いっぱいハマって全身全霊で悔しがるから、そこから立ち上がるだけで舞い上がるほど嬉しいんです。くっだらないことが嬉しくて楽しいんです」
「過剰に評価されている気がするんですが、もしあなたの言う通りだとしたら、オレにはどうしようもないことです」

 彼女はゴソゴソとバッグを掻き回し、携帯を取り出すとカチカチとボタンを押した。
「3-ai=b+5iのとき、実数a,bの値は?」
「ええと……aが-5、bが3ですか」
「簡単?」
「まあ……基本問題ですから」
「暗算で解くとか意味わかんない。私は紙とペンがあっても解けないな。解き方忘れたもの」
 彼女は片手で携帯をたたむと、それを握ったまま人差指を立てる。

「じゃあ、次の問題。さっきあなた、私が泣いてると勘違いしましたよね? 仮にその通りだったとして、どんな言葉を掛けたらすぐに私を泣きやませられたでしょう?」
 口を閉ざしたオレを見て、彼女はしたり顔で横を向く。

「あなたはきっと相当大雑把なんです」
 いたずらに開かれたり閉じられたりする携帯が、そのたびに通知窓を蛍のように光らせていた。
「めちゃくちゃ好みのタイプで、しかも向こうもあなたに興味津々な雰囲気の女の子とか、大好きなアイドルとたまたまふたりきりになったら、あなた話し掛けます?」
 オレは黙って首を振る。
「声がでっかくて話し好きで、とにかく見るからに酒が入ったら大騒ぎするタイプの同僚に飲みに誘われたら付き合います?」
 再び首を振る。
「どうして?」
「別に、恋人が欲しいわけでもないですし、積極的に友人を増やしたいわけでもありませんし」

「人との付き合いは面倒事ばかりですよね」
 彼女は携帯をバッグの上に置く。
「昔、先輩に言われました。『仕事は人からしか来ない。だからとにかく人と関われ。一秒でも多く会話して、一人でも知り合いを増やせ。熱があっても飲みの誘いは断るな』って。その仕事はもう辞めたんだけど、別の業界に行ってもやっぱり仕事は全部人間から来ました」
「それは、そうでしょうね」
「ところがよくよく考えると、この世界で起こるドラマは全て人が持って来るんです。嬉しいことも、悲しいことも、楽しいことも、悔しいことも、恋も、ケンカも、ピンチも、奇跡も、幸せも」

 人と人との間で生きる生き物……か。
 確かにその通りなのだろう。
 他人に関わらず生きていれば何も起こらない。

「でも、私たち凡人のピンチなんて、スーパーヒーローのピンチに比べたらおへそがお茶を沸かしちゃいます。かたや『ここで負けたら全人類が滅亡する!』こっちは『口説こうとした男の前で鼻血を吹いてしまった!』」
「恥ずかしかったんですか」
「私があなただったら夢幻花使うレベルですね」
 こんなことでいちいち使っていたら夢幻花が絶滅するだろう。

「あなたが私だったらどうしました?」
「鼻をつまむかどうにかして血が流れないようにして、それを相手に気付かれたくないなら、そのまま背中を向けて帰ります。でも別に鼻血くらい見られても気にしませんが」
「あなたが鼻血出したら世の乙女は泣くと思う……」
「別に、それで世界が滅ぶわけではありませんし」
「なんと性欲のない……」
「欲の前におかしな漢字をつけないでください」
 イヤン、などと呟いてその女性は足を組む。

「戦うのって楽しいですか?」
「そんなことはないです」
「そっか……それでは迷惑な話なんだけど……夢がどうのってのは嘘なんです。私、実はあなたを武闘会に招待するために来たの」
 脈絡のない話の飛び方に、オレは訝しんで彼女を見た。
 彼女は差し込むように鋭い眼差しでこちらを見つめ返す。

「できればもうちょっと仲良くなってから事情を話そうと思ってたんだけど」
 化粧品で不自然に光る唇に不敵な微笑みが浮かぶ。
「鼻にトイレットペーパーを詰めた女性にそんなことを言われて、信じると思いますか」
「来年の5月、場所は魔界。これは極秘情報なんだけど、ここまで話したんだから全部教えます。幽助君と飛影君からも参加の返事をもらっているの。……あなたも来ますよね」
 オレは息を詰めて彼女を見た。久しぶりに鼓動の音を聞いた気がする。

「……なんて、嘘だけど」
 急に肩をすくめて足をプラプラと揺らす彼女に軽い殺意を覚える。
「何が楽しいのかなぁ。私にはちっとも分かんないや。痛いのイヤだし、負けたら惨めだし、勝っても知り合いだったら申し訳ないし」
 今度こそ置いて帰ろうと反射的に思うが、そんなことをしたら騙されて怒ったと言っているようなものだと、じっとこらえる。

 しかしこの様子だと、多少なりともオレを騙すことに成功した手ごたえがあるのだろう。
 苦虫を噛み潰す気分で口を開く。
「そんなことを考えながら戦いはしません」
「じゃあ、オラ、ワクワクしてきたぞ! って感じですか? わっかんないなー」
 彼女はおもむろに立ち上がると、今度はスタスタと危なげなく歩き、クズカゴの前で詰め物を引き抜く。

「でも、やっと蔵馬に会えたって気がしました」
 彼女はハンカチで鼻元を拭うと、パンプスで短い砂音を立てながらこちらを向く。

「あなたはそういう眼の人だった。あれから……あなたをそんな眼にさせるようなことは見つかりませんでしたか?」
「そうそうあんなことは起こりません」

 ゆっくりと砂を踏む音が近付いてくる。
「本当に?」
 視界に靴の先が入り込んだが、オレは地面を見たままあの作り物のような日々を思い出していた。

「普通の人間は、超能力もないし、熊にも勝てないし、勉強しない限りは病人だって治せない。誰に何を期待されてるわけでもないし、肩に掛かってるものもない。でも一丁前にこういう言葉は使うんです」
 オレが顔を上げると、その女は悲愴な表情で、舞台役者のように大げさに両手を広げた。

「もうだめだ! 何もかも終わった! この世の終わりだ! ……実際には就活を失敗したとか、友達についた嘘がばれたとかなんだけど。またはこんなことも言う」
 今度は体の向きを変え、キラキラとした目で頬を紅潮させながら祈るように両手を胸の前で組む。
「こんなに幸せなことって他にないわ! もう死んでもいいくらい嬉しい! ……これまた席替えで好きな人の隣を引き当てたとか、声変わりしちゃった佐々木望がテニプリに出演決定したとかで」

 オレは他人に見られていないかと思わず周囲を確認してしまう。
「聞いてます?」
「あなたといると疲れます」
 あまりの疲労感につい毒づくと、彼女は満足そうに笑った。
 オレが再び項垂れると、靴の先が方向を変える。
「つまり、あなたたちみたいなスーパーなヒーローに比べて、私たちはミジンコみたいに非力で無意味な存在だけど、軋轢に苦しんだり、何かを達成して大喜びしたり、絶望したり、死に物狂いで頑張ったりってことは同じように真剣に味わっているんです」

 再び隣に気配が戻り、ほんの少し安堵する。
 座っていれば少しは人目をしのげる。
 両手で顔を覆って溜息をつくオレの隣で、彼女は遠慮なしに続ける。
「神様はきっと、やったことの大小でなく、その人が頑張ったことに応えて次の試練を与えるんじゃないかな」

 まさかその口から神などという神聖な単語を聞くとは思わず、オレは顔から手を下ろした。
「人間は常に成長するチャンスを与えられているのかもしれない。でも義務ではないんです。悲しいほど自由。だから気が付かないの。このままでも別に生きていけるからって眠り続けて、人生はつまらないと嘆くんだわ。神様だって動いてるものとかキラキラしているものを見ている方が楽しいんじゃないかな。そういう面白いやつに『よしよし、次はこれをやって、もっともっと大きくなれよ』って」

「……すると、あなたが現れたのは神の意志ですか」
 彼女はきょとんとしてこちらを見る。
「さあ? 神様に言われたわけじゃないし。っていうか見たことも触ったこともないし。それ以前に本当にいるかすら分かんないし」
 実にこの人らしい返答に再び顔を覆おうとした手が止まる。

「……でも、私が神様ならやるかも。あなたは今まで頑張って頑張って頑張りまくりました。だからあなたが望んだ通り、『元気になったお母さんの幸せな生活のピース』にしましょう。しょっちゅう訳の分からない理由で家を空けることもなく、謎の怪我を負って帰ることもない、人間の息子としての生活。過酷な運命に翻弄された心身もそこで癒えたことでしょう。だからそろそろ冬眠は終わり。あなたが人間界で普通の人間として生きることを選んだなら、普通の人間の楽しみと苦しみを堪能しなさい」

 思わず振り返ると、彼女はにんまりと笑う。
「とはいえ、あなたは自分で何か事を起こすようなタイプではないから強烈なのを送り込みましょう。思う存分振り回されなさいってね。あ、そうかもしれない。なんかそんな気がしてきた! これは神の意志だわ!」
 呆れ返って何も言えないオレの前で、彼女はすっくと立ち上がる。

「要するに地に足をつけなさいってこと。目の前のものに真剣に向かい合って生きていれば小躍りするほど嬉しいことなんてたくさんあるし、もっともっとって欲が出れば、どんどん世界は広がっていくんです。魔界か人間界かなんて大雑把に捉えてるから、楽しみやら幸せやらの小さい芽をまたいで通っちゃうんですよ」

「いまでも普通に幸せですよ。これ以上望むものもありませんし」
 嘘ではない。いまの生活に不満はなかった。ただ物足りなかっただけで、それも気を張り詰めた生活の後遺症のようなものだろう。

「秀一君はそうでしょう。蔵馬はどうなんですか?」
 ハッとして顔を上げる。
「もちろん、今後はそうして生きていくと決めたんでしょう? だからそうしたほうがいい。でもそれは蔵馬にとっては願い通りの生活なの? それとも我慢?」
 彼女はベンチの座面に手をつき、こちらを見上げるように目を見た。
「だったら教えてあげて。蔵馬に。人間の生活って、幸せって、それなりに素敵よって。何も起こらないから疲れないとか安全だとか、そういう妥協でなくて、自分から願ってそういうものを求められるように。でなければあなたは一生満たされない」

 赤い口紅に赤いピアス――この暗がりの中、まだ血のにおいが香るほどに鮮やかに映えた。
 それは人間の生命の色なのだろうか。
 無彩色の毎日に突然に割り込んできた毒々しいまでにどぎつい色彩だった。

「闘う男の気持ちなんてわからない。妖怪のことなんてさらにさっぱりわからない。でも、人と心が通じる喜びは知ってる。恋した人の近くにいるだけでどれだけ幸せな気分なのかも、人の優しさに触れたときの感激も、誰かに優しくしてあげたいって思ったとき、自分の心までどれだけ温かくなるかも。……人に裏切られる辛さや、傷付けてしまったときの苦しさ、大好きな人と離れ離れにならなきゃいけない淋しさ、そして気付いたその意味までも。全部あなたにプレゼントするわ。私の知っている幸せは全部あげる」

「そんなに悲しいことも幸せなんですか」
「そうして気付く幸せもあるでしょ? あなたは幸せってものを大層に考え過ぎなんです。幸せって案外ちんまりしててつまらないものですよ」
 彼女は膝についた肘を立てて両頬を覆う。

「それは自分で認定してあげないといけないんです。実体が無いんだもの。悲しい出来事に身も心も削ぎ落とされて何もかも失ったように思っても、その人にはまだ命がある。貯金や家が残っているかもしれないし、友達がいてくれるかもしれない。失ったものがどれだけ大切だったか……大切に思うことができた理由? それにしみじみ気付くこともあるでしょう。できればそうなる前に気付いて感謝と共に堪能しておきたいものだけど」
「そう……ですね」

 目を伏せた彼女は、考えるように続ける。
「あなたは、いまの幸せを心の底から認定できていますか」

 さあ、どうだろう。
 本当は分からないのかもしれない。
 母さんが元気で幸せに暮らしている、からオレは望みが叶って幸せで、これは間違いない。
 しかし幸せの根拠とでもいうべきものはそれだけなのだ。
 それ以外に欲しいものがないというのは、それ以外は何を犠牲にしてもいいという意味で言うのではないが、それに近い覚悟のようなものを秘めていたことに気付く。
 それはもはや固執だ。

 こんな気持ちにさせられたのは、もしかしたら初めてかもしれない。
 途方に暮れてしまって、まず何を整理したらいいのか分からないのだ。

 先ほどまで呆れるほどに喋り続けていた彼女は急に口を閉ざしてよそ見などしている。
 きっとこれはもう、こちらが何か言葉を出さなければ続ける気がないのだろう。



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桑原「全国のお嬢様方ぁ~! 漢・桑原でございやす。この度はI'm in the mood20周年、あ、誠にありがとうございまっす!」
雪菜「こんにちは。20周年ありがとうございます」
飛影「たった20年ぽっちで何を大騒ぎしている」
桑原「だーっ! 相変わらずテメーは空気読めねえな! 人間にとっての20年ってのは長げーんだよ。赤ん坊が大人になっちまう長さなんだよ」
飛影・雪菜「?」
桑原「ま、まあいいぜ……今日は、ん? あれ、オレら何しに来たんだ?」
飛影「オレに聞くな」
雪菜「私は『ツッコミ』を入れろと言われたのですが……『ツッコミ』って何でしょう?」
桑原「雪菜さんのツッコミ……雪菜さんがツッコミ……ああっ! そんな雪菜さんも!」
飛影・雪菜「?」
桑原「……ウォッホン! ツッコミつってもなぁ……今回シリアスじゃねーかよ……つーか、この話どっかで見た気がすんだよな」
海藤「『FRIDAY THE 13TH』だよ。同じ台詞があったんだ」
桑原「うぉっ? 海藤じゃねーかよ」
海藤「ひとりでIIMきっての天然コンビを相手にしろというのは気の毒だっていま急に言われたんだ。まったく、明日文芸誌の原稿の締め切りだってのに」
桑原「明日ぁ? 大丈夫なのかよ。……んで、ブン芸ってどんな芸なんだ?」
海藤「やっぱりオレが来てよかったよ」
桑原「おめー、いまオレをバカにしただろ! ……ま、いいけどよ。するってーと何か? 若菜のヤツ、面倒くさがって昔使った台詞引っ張ってきたんか?」
雪菜「私は……その言葉が蔵馬さんにとって心に残るものだったからじゃないかなって思います」
桑原「ってことは、蔵馬はこれでオチたんか。なんかちょっと意外だな」
飛影「フン。安い男だぜ」
桑原「オメー、蔵馬に聞かれたら殺されんぞ」
雪菜「それにしても若菜さん、あんなに長いこと出血し続けて大丈夫だったんでしょうか。私が近くにいたらすぐ凍らせて止められたのに、そんなことになっていたのに気が付けなかったのが申し訳ないです」
桑原「凍っ!? や、雪菜さん、それは人間にはちょっと厳しい手当てかもしれません」
雪菜「あら、そうなんですか? 覚えておきます。治癒術のほうがよさそうですね」
海藤「それだと色々なものが活性化してますます勢いよく出血しそうだね」
飛影「フン、鼻血くらいでギャアギャアと。鼻血が嫌なら鼻を削ぎ落してしまえばいい」
桑原「鼻の元住所から大出血するだろーがよ」
飛影「だったら首を落とせばいい」
桑原「オメ、20周年祝ってるときになんつー物騒な話してやがんだ! ……っておい、飛影、何やってんだ?」
飛影「光らん」
桑原「あ? ……あーっ!! それオレのスマホじゃねーかよ!」
飛影「携帯を折りたためば光ると書いてある」
桑原「バカヤロ、そりゃガラケーの話だ! あああああ! オレのスマホ……!!」
海藤「……飛影君、携帯=スマホと認識してたんだな」
雪菜「治癒術、『すまほ』にも効くのかしら……」
桑原「オレのスマホォォォーーー!!」


20251016